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世界遺産ソチカルコ(後編)

前編の続き。前編はバスを乗り過ごした話しか書いていないじゃないか。


でソチカルコ遺跡です。700~900年頃、日本で言うと奈良時代から平安時代くらいに栄えていた都市だ。


保存・修復状態はなかなかよい

テオティワカンと違って、飛び抜けて巨大な建造物があるわけではないものの、遺跡自体が丘の上に建っているので見晴らしはいい。


こういうビューポイントがわりとたくさんある


後で撮ったものだが、ここが最高地点。写真中央に見える湖の前が、本来バスを降りるべきだった場所(前編参照)

そして、こんな標高の高い山の上にもイグアナが生息している。警戒心が強くてすぐ逃げてしまうので、写真に収めることは残念ながらできなかった。


尻尾だけ撮れた。追い詰めたがそれ以上どうしようもない、という状況

ユカタン州にあるウシュマルというマヤの遺跡では、もっとたくさんのイグアナを近くで見ることができる。ソチカルコにいたイグアナは、どうも種類が違うようだが。


こんなの(2005年3月、ウシュマルにて撮影)

マヤと言えば、ソチカルコの建築にはマヤ系民族の影響があると言われている。もちろん、こちらは専門家ではないので、どのあたりがそうなのかはよく分からない。が、以前にユカタンへ行ったときのことを思い出しつつ、ああ何となくあれと似たような感じだな、と思う。

この遺跡の一番の見どころは、メキシコシティの博物館でも見たレリーフ。あちらが複製で、こちらが本物だ。


この距離からでも壁に何か彫られているのがはっきり見える


保存状態がよいので一層迫力がある


このへんがマヤっぽい(自分内イメージ)

花々が咲き乱れ、緑の美しいソチカルコ遺跡であるが、ものすごく虫が多い。こうして写真を撮影している最中にも、耳元で蜂の羽音がぶんぶんいうし、カメラを構えた手には蚊が止まろうとする。虫除けスプレーは欠かせない。

そして今回、虫密度が最大だったのが「北の球戯場」と呼ばれる遺構だ。数メートル手前からでも聞こえる羽音に思わずたじろぐ。虫除けを塗り直して、いざ出発。


その昔、生贄を決めるための球戯が行われた施設だ。このあたりからすでに羽音が聞こえている


昔は上の壁面に取り付けられていたであろうこの石の輪にボールを通すことができれば勝ち、というルールだった。んで勝つと生贄

遺跡というと、つわものどもが夢のあと、みたいな感じで、かつての繁栄が去り、静寂に包まれた場所をイメージする人も多いと思う。一般的なイメージとしては間違っていないのだが、ソチカルコの球戯場は違った。ここは祭りだ。ハエだか蜂だかアブだかわからんが、とにかくそういうやつらの祭りの場だった。

まあ、たまたまそういう虫の大発生の時期に当たってしまった、というだけかもしれませぬが。


空が近く感じる。そして他の観光客の姿をあまり見かけなかった

さてそろそろ帰りましょう。全部見て回るなら1.5~2時間くらいが目安だ。

前編で、遺跡のチケット売り場まで届けてくれたタクシーの運転手が、2時間後にまた迎えに来る、と言い残して帰ったのだが、2時間半すぎても現れなかった。あまりこの手の口約束はあてにしないほうがいいのかもしれない。帰りに行きの料金もまとめて払うよ、と言ったら来てくれたかな。

入口付近にいたセニョールに、タクシーの運転手が来てくれないことを話したら、クエルナバカまで行くバスがあるからそれを使うといい、と教えてくれた。つまり、行きも最初からそのバスを使えばよかったわけである。がっくりだ。


バスはドアを開け放って走る

やや遠回りで時間がかかるが、目印のない場所で降りられる自信がない人にはこのバスをおすすめする。

  • このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2008/10/29
  • rattus rattus
  • ↑上のコメントのかたへ

    メキシコシティからですと

    1. 南バスターミナル(地下鉄Tasqueña駅前)からクエルナバカ行きのバスに乗る
    2. クエルナバカ中心部から北西へ徒歩数分、市場の隣のバスターミナルへ行き、ソチカルコ遺跡行きのバスに乗る

    というルートがよいと思います。
    メキシコシティからソチカルコまで、この行き方で行った場合
    所要時間は片道3時間半~4時間くらいかと。
  • 2008/10/29

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