RSS  Twitter

カリス・前編

メキシコのバスはドアを開けっ放しで走っていることが多い。

画像:バス
バス停ではなく走行中。フロントガラスにいろいろ貼ってあるのは行き先

信号待ちなどで停車しているときにはすぐ乗れるし、タクシーみたいに手を上げて停めることもできるので、輸送効率はいい。そして暑い日もエアコンが要らない。日本もエコだとか言うならこのくらいはやってほしい、と言いそうになるが、燃費とか排ガスとかはどう見ても日本のほうがよさそうなので全体としてはチャラだ。

こんなバスに乗ってトルーカからさらに郊外へ行く。言い忘れたがサスペンションもひどい。跳ねる跳ねる。中心部からはこのタイプのバスを2本乗り継いで合計1時間ほどかかった。

画像:Calixtlahuaca
で、降ろされた場所はだいたいこんなところ

辿り着いたのがカリストラワカ(Calixtlahuaca)という小さな町、通称カリス。右に写りこんでいる知らないおじさんが思い切りこっちを見ているのだが、写真撮っているとじろじろ見られるのはメキシコではよくあることだ。帰国して写真を見返してみると、知らない人のカメラ目線写真が必ず1枚は撮れている。特に郊外のほうだと日本人は珍しいのだろう。

ここはあまり気にせず、坂の上のほうを目指して歩いていく。

画像:Calixtlahuaca

分かりにくいが、このチェダーチーズ9ヶ月熟成みたいな色をした家の前の看板に「考古学地区→」とある。つまり遺跡があるってことだ。しかしこの看板のぼろぼろ具合(そして支柱の下の雑草がすごいですね)から見て、あんまり観光名所という雰囲気ではなさそうだ。道路もざっくりした石畳だし。

そう言えば、バスの運転手さんにも「カリスに行ってどうするんだ?」とか聞かれた。やはり外国人観光客が行くような場所ではないのか。

画像:Calixtlahuaca
いい雰囲気。家のたたずまいとか、電線の張り方とか、下り坂とか

標高2600m、気温30℃の坂道は結構きつい。日頃の運動不足が露骨にたたっているわけだが、高地トレーニングと称して先へ進む。北京オリンピックに思いを馳せながら。

ちなみに、中国の高地トレーニングのメッカである昆明の標高は1900mとのこと。ここはそれより700mくらい高いことになる。

画像:Calixtlahuaca
ZONA ARQUEOLOGICA(考古学地区)まで500m。この看板だけ新しい

この遺跡に実際に行ってみようという人はこのZONA ARQUEOLOGICAの看板を追いかけていくと迷わずに行けます。ってバスの運転手さんが言ってた。

画像:Calixtlahuaca
「ZONA ARQUEOLOGICA ↑」。すがすがしいけど足元は犬うんこ多し

こういう観光地化されてないエリアが好きなので写真を多めに載せているのだが、雰囲気伝わっているでしょうか。

画像:Calixtlahuaca
あれだ

草刈りのおじさんがチケットを売ってくれたのだが、ここは入場ゲートも柵も何もないので場合によってはチケットを買わなくても入れてしまうかもしれない。でもこういった遺跡の調査・保存・修復・公開などなどのために必要な費用を賄うための入場料だと思うので、訪れたら払ってあげてください。1人35ペソ(約370円)。

後編に続きます

コメントを書く