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東京下町、野良アロエ探訪
2007年07月27日(金) 00:25
観葉植物としてお馴染みのアロエ。園芸店などで手軽に手に入れることができるので、ベランダや庭などで栽培している人も多い。
ところで、そんなアロエが時として垣間見せる野生の本性をご存知だろうか。戸外に放置されたアロエは、誰も世話をする人がいなくなっても、たくましく成長し、とめどなく増殖する。東京の下町に、そんな野良アロエたちの生き様を追った。
(1) 野良アロエってこんなのだ
アロエを栽培したことがない人には、あの増えっぷりはなかなか実感してもらえないのではないかと思う。まずはどの程度のものか、写真でご覧いただこう。
ちょっとした花壇のようになっているこの場所に
わっさー。消火器を飲み込まんばかりの勢い
この密度。午前8時台、阿佐ヶ谷あたりの中央線上り電車のイメージ
今回は、このように「戸外や公共の場所っぽいところに放置されている」「大胆に増殖している」「剪定などの管理をされている形跡がない」といった特徴を持つアロエを野良アロエと名づけ、撮影して回った。どうも、こういう野良アロエが多い界隈、というものが存在するようなのである。
ということで、以下ほとんどアロエの生い茂る写真ばかりが続くことになる。あらかじめご了承いただきたい。
(2) ふと見ればアロエ
都内某所の住宅街。園芸好きな人が多いのか、家の前に植木鉢を並べている家をよく見かける。そんな中にも、アロエ。
これはまだ秩序が保たれている
電柱の下に置かれた発泡スチロールケースから、賑やかに
電柱に、犬のマーキング禁止の貼り紙があった。このアロエは、ここの家の主がマーキングよけとして置いたのかもしれない。野良アロエの強い増殖力を見れば犬もたじろぐというものだ。
犬目線で
野良アロエは、もともとは誰かが栽培していたのだが、手に負えなくなって外に放置された、と思われるものが多い。最初は気軽な気持ちで育て始めるのだろうが、アロエって奴は本当にびっくりするぐらい増える。
ぞんざいに置かれたプランターからあふれ出る野生の力
それにしてもこのたくましさ。多肉植物の名に恥じぬ葉肉の分厚さ
歩道にはみ出し、家のあるほうへ伸びる。戻ろうとでもいうのか
こんなところにも。しかも鉢がない。ワイルドだ
(3) 遭遇
少し歩くと、やや広い道路に出る。この界隈の人たちは、歩道脇の街路樹の下の土をちょっとした庭代わりに使っているようなのだ。
葉を切り取られた跡がある。健胃剤などとして使われているのだろうが、この成長の速さではよほど頻繁に胃を病んでいないと使い切れない
そこで大物に出会った。
これはでかい
右下にある丸木を組んだ支柱の高さがだいたい1m前後、と言えばアロエの大きさを推定していただけるだろうか。
始まりはこの小さな植木鉢。アロエの成長する勢いで吹っ飛ばされたみたいに見える
ガードレールをはるかに超えて
そして肉厚感。この写真に写っている部分だけ切り取ったとしても一抱えはある
後ろに車やら電柱やら写っているのであれだが、間近で見ると熱帯のジャングルにでも来たかのような気分だ。ぜひとも電柱を追い越すくらいに成長してほしいものである。
(4) 悲哀
上のように順風満帆な生活を送っている者がいる一方で、哀れな状況に甘んじている者たちもいる。人生いろいろ、アロエもいろいろだ。
車がすれすれを通るガードレールの外側に放置されたり
民家の壁と駐車場のフェンスの狭い隙間に押し込まれたり
それでもめげない。必死に外へ向かって葉を伸ばす
実際には、まあ植物だから、自分の身の上を嘆いたりすることはできないだろうが、見ている人間の側としては、ちょっとだけ切ない気持ちになる。
(5) それでも生きる
世話をする人間がいようがいまいが、与えられた環境をひたすら生き延び、増えるアロエたち。最近夏バテ気味の方は、ぜひ道端の野良アロエに癒されていただきたい。
こんなに増えてしまっていいのかね、というくらい、増える
アロエ越しに、行き交う車を眺める
路上駐車防止にも一役買っているのではないかね
葬儀場の案内版の下からも
(6) まとめ
撮影時は町の風景に溶け込んでいると思えた野良アロエたちだが、今こうして写真を見るとかなり異様な光景だ。この記事のように好意的な見方をする人ばかりとは限らないので、栽培する人は、できれば最後まで責任を持って世話をしてやってほしい。
ちなみに、この写真はすべて数十分で歩いて回れる程度の範囲内で撮影されたものである。そんなアロエがあふれる路地が、あなたのご近所にもあるかもしれない。散歩のついでに、ちょっと注意して見てみてはいかがだろう。
オリヅルランもたくさん見かけた。こいつらもやたらと増える
コメント
いずれ野良ミントも観察しに行きますかね。
でも育ったミントって見ても判別つかないんだよなあ。
都内だとそうでもないみたいですが(温度と風通しのせい?)、
アップルミントは迂闊に地植えにするとエラいことになりますよ?
引っ越して5年、月に2度ほど帰るだけの茨城の庭では
毎年アップルミントが自主的に祭りを開催しております。
根こそぎ抜いても、翌年にはまた団体がわっさーと・・・
他のミントも、誰も手入れしていないバス停裏のスペースとかで
勝手に絶賛増殖中ですし、丈夫ですね、やはり。
コメントありがとうございます。
実はアロエを見て回っている最中にも、何箇所かでミント増殖を見かけました。噂には聞いていましたが、やはり相当すごいようですね。
ミント祭り開催地域ではやっぱり香りがするのでしょうか。
それが面白いことに、その場にいるだけでは余り感じないのですよ。
踏み込んだり、草刈り機が掠めたり、葉っぱを千切ってみたり
香りの元が空気中に出てこないと余り香らないんですね。
ただ、そこはさすがにハーブ。
普通の藪状態に比べたら、蚊はとても少ないです。
そうそう、昨日板橋の駐車場の隅っこに野良アロエが・・・
見回すとあるものですね、ホントに。
なるほど。虫よけにもなるんですね。
野良アロエ、見つかりましたか。ミントに負けず劣らず増殖すると思いますが、暖かく見守ってやってください。







先日私はアスファルトの隙間に生えてる野良ミントを
3本ほど連れ帰ってきましたが
ゆず茶の空き瓶に水を入れて差しておいたら
1週間も経たないうちに芽が出てきたよ
こちらもすごいっす