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世界遺産ソチカルコ(後編)
2007年10月28日(日) 22:54
前編の続き。前編はバスを乗り過ごした話しか書いていないじゃないか。
でソチカルコ遺跡です。700〜900年頃、日本で言うと奈良時代から平安時代くらいに栄えていた都市だ。
保存・修復状態はなかなかよい
テオティワカンと違って、飛び抜けて巨大な建造物があるわけではないものの、遺跡自体が丘の上に建っているので見晴らしはいい。
こういうビューポイントがわりとたくさんある
そして、こんな標高の高い山の上にもイグアナが生息している。警戒心が強くてすぐ逃げてしまうので、写真に収めることは残念ながらできなかった。
尻尾だけ撮れた。追い詰めたがそれ以上どうしようもない、という状況
ユカタン州にあるウシュマルというマヤの遺跡では、もっとたくさんのイグアナを近くで見ることができる。ソチカルコにいたイグアナは、どうも種類が違うようだが。
こんなの(2005年3月、ウシュマルにて撮影)
マヤと言えば、ソチカルコの建築にはマヤ系民族の影響があると言われている。もちろん、こちらは専門家ではないので、どのあたりがそうなのかはよく分からない。が、以前にユカタンへ行ったときのことを思い出しつつ、ああ何となくあれと似たような感じだな、と思う。
この遺跡の一番の見どころは、メキシコシティの博物館でも見たレリーフ。あちらが複製で、こちらが本物だ。
この距離からでも壁に何か彫られているのがはっきり見える
保存状態がよいので一層迫力がある
このへんがマヤっぽい(自分内イメージ)
花々が咲き乱れ、緑の美しいソチカルコ遺跡であるが、ものすごく虫が多い。こうして写真を撮影している最中にも、耳元で蜂の羽音がぶんぶんいうし、カメラを構えた手には蚊が止まろうとする。虫除けスプレーは欠かせない。
そして今回、虫密度が最大だったのが「北の球戯場」と呼ばれる遺構だ。数メートル手前からでも聞こえる羽音に思わずたじろぐ。虫除けを塗り直して、いざ出発。
その昔、生贄を決めるための球戯が行われた施設だ。このあたりからすでに羽音が聞こえている
昔は上の壁面に取り付けられていたであろうこの石の輪にボールを通すことができれば勝ち、というルールだった。んで勝つと生贄
遺跡というと、つわものどもが夢のあと、みたいな感じで、かつての繁栄が去り、静寂に包まれた場所をイメージする人も多いと思う。一般的なイメージとしては間違っていないのだが、ソチカルコの球戯場は違った。ここは祭りだ。ハエだか蜂だかアブだかわからんが、とにかくそういうやつらの祭りの場だった。
まあ、たまたまそういう虫の大発生の時期に当たってしまった、というだけかもしれませぬが。
空が近く感じる。そして他の観光客の姿をあまり見かけなかった
さてそろそろ帰りましょう。全部見て回るなら1.5〜2時間くらいが目安だ。
前編で、遺跡のチケット売り場まで届けてくれたタクシーの運転手が、2時間後にまた迎えに来る、と言い残して帰ったのだが、2時間半すぎても現れなかった。あまりこの手の口約束はあてにしないほうがいいのかもしれない。帰りに行きの料金もまとめて払うよ、と言ったら来てくれたかな。
入口付近にいたセニョールに、タクシーの運転手が来てくれないことを話したら、クエルナバカまで行くバスがあるからそれを使うといい、と教えてくれた。つまり、行きも最初からそのバスを使えばよかったわけである。がっくりだ。
バスはドアを開け放って走る
やや遠回りで時間がかかるが、目印のない場所で降りられる自信がない人にはこのバスをおすすめする。
世界遺産ソチカルコ(前編)
2007年10月28日(日) 00:18
クエルナバカから近いところで、世界遺産に指定されているソチカルコという遺跡がある。もともとガイドブックで知ったのだが、クエルナバカへ来る少し前、メキシコシティの博物館へ行ったときにこの遺跡のレリーフの展示を見つけ、これはぜひ本物を生で見てみたいものよのう、と思いを新たにしていたところだ。
前日にクエルナバカに到着したバスターミナルへ行ってみると、ソチカルコまで行くバスはないが、直前の El Rodeo (エル・ロデオ)というところを通るバスがあるので、降りてタクシーに乗ればよい、とのこと。ところがだ。
ぼんやりと窓の外など眺めていたら
乗り過ごした。そしてここはJR中央線ではない。がぁん。
しかし幸いにも大きな街道沿いに小さな町が並ぶ場所だったので、逆方向へ行くタクシーを簡単に拾うことができた。どちらかというとタクシーに拾ってもらった、というような気分だが。
で、戻る。後学のため、拾ってくれたタクシーの運転手さんに、El Rodeo っていうところに着いたら教えてください、と頼んだ。教えてもらった場所は、遠くに湖が見えたが、路上にはこれといったランドマークはなかった。
ソチカルコへ行きたい、と運転手に告げると、街道と山道の分岐点で降ろしてもらった。この先は別のタクシーを捕まえろ、という(※相席だったため)。間違って降りた場所からここまで5ペソ(約55円)。安っ。
降ろしてもらった場所。右の道路が、クエルナバカから続く道。左奥の緑の標識には「← Xochicalco」とある
後から確認したところ、次のような位置関係にあることが分かった。
旅日記より。「分岐」と書いたところが1つ上の写真の場所
分岐点から別のタクシーに乗る。運転手さんからは、メキシコは初めてか、とか、今の時期の日本の天気はどうなんだ、とか、当たり障りのないことを聞かれた。こういう外国人観光客に対する接し方って、世界のどこへ行っても共通なんだろうか。
遺跡チケット売り場前までタクシーで届けてもらえた
チケット売り場と遺跡入口の間が徒歩10分くらいある。しかもその道はうんこだらけだ。嫌がらせか。
チケットを買ったところから撮影。あんなに遠くに見える遺跡だ
もちろん、この鬱蒼と茂る森の中を突っ切って行くわけにはいかないので、尾根伝いにぐるりと回っていく。
再び旅日記より。遺跡本体が随分小さいが、縮尺は体感距離に基づいているのかもしれない
しかし苦労してたどり着いた遺跡は本当に美しかった。ソチカルコというのは先住民の言葉で「花々の家のある場所に」という意味だそうだが、その名の通り花がたくさん咲いている。
遺跡に入ったところから、チケット売り場のある博物館のほうを望む。わかりにくいが、左の山と右奥の山の稜線がぶつかるあたりにある緑色の建物
遺跡の建造物には白い石が多く使われていて、雨季の終わりの空の青と、植物の緑とのコントラストが印象的だった。
ぜひ生で見てください
長いので後編に続きます。 → 後編
食えるな馬鹿と変換されてしまう
2007年10月26日(金) 23:26
メキシコシティから南へバスで1時間ちょっと、モレーロス州クエルナバカへ行ってきた。この旅行記、随分長く書いている気がするが内容的にはまだ4日目だ。
いいバスなので63ペソ(約700円)とちょっとお高め
メキシコシティに比べるとだいぶのどかな雰囲気だ
植民地時代の面影も残り、なかなかおしゃれな感じのする町。人や車でごった返すメキシコシティをしばし離れてくつろぐにはちょうどよい(距離的にも)。
教会の敷地にでかい椰子の木が生えていると中南米っぽくなる。ソテツでもよい
そんな素敵な町で見つけたホテルが面白かったので紹介したいと思う。
こんな部屋をあてがわれた
ベッドの頭のほうの柵というか、これ何て言うんだ、の部分の柱がところどころ抜けているのがおわかりいただけるかと思う。当初はこういうデザインなのかと思って気にも留めなかったが、寝る前にふと見たら抜けている穴があったのだ。柱の抜けている箇所を0、残っている箇所を1として2進法で表すと111001110101で、10進法に直せば3701となる。何かの暗示だろうか。この後の行程に必要なペソの額だったら困るな、と思う(3701ペソ≒4万円ちょっと)。
俺目線(身長は174cm)で。天井がやや低い。扇風機は首振り機能が壊れていて、頑として首を縦に、じゃなくて、横に振ろうとしなかった
というか、この場所は
屋上ですよあなた。屋上に建てた小屋みたいな、あれだ、美味しんぼの山岡士郎が住んでいたみたいなところだ。美味しんぼのことはよく知らないのだが、知ったかぶりして言ってみた。
ということで動画で360度ぐるっとご覧ください。
9〜10秒くらいで古い物置小屋のようなものが映るが、おそらくああいう物置を客室に改造したのだろう。そう考えれば天井の低さも納得がいく。
納得というのは理屈が分かるという意味で、天井の低さを喜んでいるわけではない
あ、何だかこのホテルの悪口を書いていると思われそうだが、決して悪いところではない。設備も一通り揃っているし、従業員の対応もよいし、立地条件もいいので、むしろお勧めの宿である。
室内の照明。母さんが夜なべをして手袋を編んでくれそうだ
カーテンは遮光する気ゼロだが、昼間はいないので気にならない
錠前がかっこいい。無駄に大きい写真で
ずっとペンキのにおいがしている。朝起きて窓から外を見ると、隣に似たような物置小屋がもう一つあり、鼻歌を歌いながら壁に白いペンキを塗りたくる従業員の姿が目に入った。あの物置も、やがて客室に生まれ変わって旅人を迎え入れることになるのだろうか。
今回の宿: Hotel España
シングルで1泊260ペソ(約2900円)。レストランも併設していて朝食をとるのに便利だ。トイレ・シャワー共同の部屋はもっと安かったはずだが値段は忘れてしまった。なお、ここのホテルの人にスペイン語がうまいとほめられたので、非常に調子に乗った。
屋上以外の部屋はなかなか風情がある。España はスペイン語でスペインのことだが、こういう内装はスペイン風なのだろうか。
メキシコの中心で小さい人を見る+アステカの都を見る
2007年10月23日(火) 22:22
この日のメインはソカロ(zócalo)と呼ばれるメキシコシティの中央広場とその周辺。
駅を出て最初に見えたのがこの巨大な国旗だ。
写真だと伝わらないかもしれないが、とにかくでかい
ほんとにでかい。見ながら歩くと遠近感が狂う。写真右下のセニョーラにぶつかりそうになる
支柱の根元の太さを見よ。ジャングルの巨木のような趣
16世紀にスペイン人が侵攻してくる以前は、ここはアステカ帝国の都テノチティトラン(Tenochtitlán)だった。地下鉄 Zócalo 駅構内には、植民地時代のメキシコシティと、アステカ帝国時代のテノチティトランを再現したジオラマが置いてある。
植民地時代と
アステカ時代
小さい人がいっぱい。ガイドブックではこのジオラマのことは一切触れられていなくて、偶然通りがかって初めて気がついた。でもこれは必見。遺跡とか古代史にあまり興味がない人もこれはちょっと見ておいてほしい。かわいいんだこれが。
さて、テノチティトランの都はもともと湖に浮かぶ島だったのだが、アステカがスペインによって滅ぼされると、湖は埋め立てられてしまった。そして、スペインはアステカの神殿を潰し、その石材を利用して教会を初めとするヨーロッパ風の都市を建設した。
こうして数百年間にわたり地下に埋もれることになったテノチティトランだが、20世紀になって発掘され、日の目を見ることとなる。前置きが長くなったが、こうして発掘された神殿の遺跡を見に行ったんですよ、というのがここからのお話。この遺跡はテンプロ・マジョール(Templo Mayor)と呼ばれ、世界遺産にも指定されている。
大都会メキシコシティのど真ん中に、いきなり遺跡
地中に埋まっていたためか、あるいは復元作業の人がいい仕事をしたためか、きれいに残っている彫像もある
生贄の心臓が置かれたというチャック・モール像
壁一面に骸骨が彫り込まれたツォンパントリ(Tzompantli)の祭壇は死者の世界の象徴だとか
現在のメキシコシティは旧テノチティトランの上に築かれているので、ここでは上から見下ろすような格好で遺構を見学することになる。500年前のアステカ人はきっと、天を突くような巨大神殿を下から見上げていたんだろう。
見学中も、周りからは車の音や、人々の話し声、露店で流しているBGMなどが聞こえていた。そういう車や人々や露店の下にもかつてのテノチティトランの遺構が埋まっているわけだ。そう思うと何だか不思議な感じがする。
敷地内には博物館もある。こちらも国立博物館に負けず劣らず展示物が多い。博物館の薄暗い照明の中で見る古代メキシコの彫像たちは、やっぱり不気味な感じがするのだけど、ついつい見入ってしまう。
月の女神コヨルシャウキ(Coyolxauhqui)の像は、配線工事をしていた電力会社の人が発見したそうな
登って辺りを見渡せるピラミッドはないが、博物館は充実しているし、中心部で交通の便もよいのでお買い得な遺跡だと思う。
昼食。ちょっと歩けば屋台ストリートに出られるのも便利
ソチミルコに行って何もしない
2007年10月18日(木) 23:44
ソチミルコはメキシコシティの南部にある地区。アステカ時代から続く水路や畑が残っていて、世界遺産にも指定されている。
ソチミルコ駅前。帰りは入場と出場1台ずつしかない改札機が故障していた
駅周辺や中心部は普通のメキシコの町という印象だ。週末になると、アステカの水路を巡る遊覧船観光を目当てに集まる人々で賑わうそうだが、着いたのは平日の午前中。町を歩く人々の中に観光客らしき姿は見かけない。
中心部には野菜や果物を売る露店が並び、比較的大きな市場もあって、見て歩くだけでも楽しい。
マンゴーが2kgで15ペソ(約165円)だと
唐辛子がでかい。これは chile poblano と呼ばれる品種
自転車の後ろにリアカーみたいなのを連結して、そこに客を乗せる自転車タクシー。ちょっと東南アジアっぽい
ソチミルコの台所、とでも言うべきか。写真では伝わらないが、肉や魚の生臭さにフルーツの甘い香りやスパイスの香味が混ざって、なんとも言いがたい臭いが立ち込めている
のれんのようなソーセージ
いかにもメキシコ、といった雰囲気のバンド現る。しかし市場の中で
唐辛子は乾燥・燻製ものも種類豊富
日本で言うと築地の場外市場なんかがこれに近い雰囲気だろうか。整備された観光地にはない、生活臭溢れる魅力を味わうのも旅の楽しみの一つだと思う。
で、観光名所でもあるアステカの水路のほうは今回はやめておいた。一人旅で、しかも平日の午前中であるからメキシコ人観光客の姿もない、船頭さんとのマンツーマンは必至、という状況に腰が引けてしまったのである。皆様はどうぞご家族・お友達・彼氏彼女などとお誘い合わせの上お出かけください。
また今度ね。これに一人はちょっとつらい
博物館がすごい
2007年10月13日(土) 00:25
国立博物館へ行ってきた。メキシコが世界に誇るお宝の数々が、ここに一堂に会する。
この石像が目印。ガイドブックには駅から徒歩5分とあったが、5分ではとても無理な距離だった
道案内詐欺みたいな人(頼んでもいないのに道案内をして、高額な料金を要求する)に絡まれて面倒なことになった。皆様もこちらへお越しの際はご注意を(無視してさっさと行ってしまうのがよろしい。博物館入口前には警官もいるので)。
で、この博物館のコレクション数は大変なものだった。真面目に全部見て回ろうと思ったら4時間くらいは必要かもしれない。とにかく、何かのついでに行くくらいではちゃんと見られない、そのくらい展示品が多い。
メキシコシティに住んでいる知人と会う約束があったため、後半はかなり駆け足で見て回る羽目になった。これは自分の予定の立て方に無理があったということです。
川と湖の神チャルチウトリクエ(Chalchiuhtlicue)とか
ソチカルコ遺跡(後日行きました)のレリーフのレプリカとか
アステカの太陽の石(カレンダー)とか
大地と豊饒の神コアトリクエ(Coatlicue)とか
マヤのチャック・モール(Chak Mo'ol)とか
オルメカの頭の像とか
盛りだくさんすぎる。考古学ファンなら鼻血ものでしょう。それでなくとも高地であるから血圧には注意だ。
ところで、古代メキシコの造形というのは一見グロテスクなんだけど、生贄の話とかもやっぱりグロテスクなんだけど、こういう出土品や遺物は見ているとどことなく愛嬌があるというか、曰くいいがたい味わいを醸し出しているから好きだ。行く前にもうちょっとでも考古学的なことを勉強してくれば、もう少し語ることもできたかも知れぬ。
ひとつ豆知識的なことを。古代メキシコで上のような石を彫っていた道具は何と打製石器だ。びっくりだ。
いや、もちろん、予備知識なんてなくてもいい。自分が楽しめれば十分。それが一人旅というものだ。
動物モチーフの土器がかわいい
世界遺産テオティワカン(後編)
2007年10月11日(木) 00:15
前編の続き。テオティワカン遺跡の見どころなどを紹介しています。
(3) 蛇とジャガーの巨大な頭(Cabezas Colosales de Serpiente y Jaguar)
死者の道の西側。ケツァルコアトルの神殿から月のピラミッドのほうに歩くと左手側にある。
建物はこんなですが
地下部分が見られる。蛇の頭をかたどった像が2つ
当初、この像にはカーテンがかかっていて見えなかったのだが、うろうろしていたら係員の方がよっこらしょとやって来てカーテンを開けてくれた。どうやら客が集まらないと開けないらしい(俺が一番乗りだったようだ)。せっかちで遠慮深い日本人は、カーテンがかかっていたら非公開か修復中か何かだと判断して立ち去ってしまうんではないかと思うのだが、どうか。
地上部分に転がっていたジャガー。この向こう側にはしごが置いてあって、係員の人はそれを使って地下へ降りてカーテンを開けていた
(4) 太陽のピラミッド(Pirámide del Sol)
入口前のロータリーからも見えていた巨大ピラミッド。近くで見ると、本当に「山!」という感じだ。
写真だと大きさが伝わりにくいが
高さは65m。頂上を目指そう
これで半分くらいだが、すでに息切れまくり。空気薄い
さらに登って
もっと登って
頂上からの眺め!これはさっきまで歩いてきた南側のほうを見ている
ピラミッド登頂こそメキシコの遺跡巡りの醍醐味。頂上からの見晴らしがよければ感慨もひとしおだ。そして、本物の登山よりだいぶお手軽に登山っぽい気分を味わえるのもよいと思う。
ピラミッドを築いた古代の人たちと、観光客のために遺跡を整備してくれている人たちに感謝だな。
(5) ピューマの壁画(Mural del Puma)
うっかりしていると見落とすので注意。太陽のピラミッドの北、死者の道の東側にある。
かっこいい。スポーツブランドの puma がこの壁画をモチーフにしたという噂はない
(6) ケツァルパパロトルの宮殿(Palacio de Quetzalpapálotl)
壁画や柱のレリーフが非常によく修復されている。ケツァルパパロトルというのは鳥の姿をした神なのだそうな。
何やら若い女子たちがものすごく盛り上がっていたのだが
こちらはひたすら壁と柱に向かう。超楽しい
この宮殿の裏手に回ると地下への入口がある。ドラクエみたいだけど本当です
地下も整備されていて、壁画やレリーフなどが鑑賞できる
(7) 月のピラミッド(Pirámide de la Luna)
ここまで読んでくださってありがとうございます。これで最後。
太陽のピラミッドから見た月のピラミッド
太陽のピラミッドに比べるとひとまわり小さいが
上からの眺めはすばらしい。なお、こちらは半分くらいまでしか登れないことになっている
このピラミッドの上から360度ぐるっと一周、という動画を撮ってきた。携帯の動画ですがよかったらどうぞ。
これで見どころはおしまい。ここから大変なのは、来た道を逆戻りして帰らねばならぬということだ。
寝ている人もいた。そりゃあ疲れる
世界遺産テオティワカン(前編)
2007年10月10日(水) 00:05
香川県さぬき市役所からアクセスして来られた方、うどんと何の関係もない記事ですいません。
で、この日は朝からテオティワカンに向かうことにした。場所はメキシコシティから北へおよそ50km。バスがあるので、乗る。
メキシコシティの北バスターミナル
メキシコでの都市間の移動はもっぱら長距離バス。交通の要衝にある町では当然ターミナルも大きく、食堂・カフェ・売店などもたくさん入って、ちょっとしたショッピングセンターのようでもある。人の集まるところに商売あり。日本で駅前に繁華街ができるのと同じようなことだ。
ちなみに、首都メキシコシティには全部で3つのターミナルがある。3つともでかい。
テオティワカンまでは28ペソ(約310円)。チケットの背景画像がケツァルコアトル(アステカの神)の像になっていてかっこいい
申し遅れたが、1ペソは約11円として計算。たまに四捨五入したりしているので油断めされぬよう。
バスは一見きれいそうに見えるが
車内からの写真。窓が黄ばんでいるのだ
テオティワカンまでは1時間ほど。遺跡入口前のロータリーで降ろされる。運転手が "¡Las pirámides!" と大声で教えてくれた。これがなかったら変なところで降りていたかもしれない。
(※)メキシコでは、遺跡のことを「テオティワカン」などの固有名ではなく「las ruinas」(遺跡)、「las pirámides」(ピラミッド)などの一般名詞で呼ぶことがある。近くに遺跡と同名の町があって、区別のためにそう呼んでいることもある。以上豆知識でした。
ロータリーは車に優しくないデコボコの石の路面。遠くに太陽のピラミッドを臨む
入場料は45ペソ。平日の午前中だったので、地方のローカルな遺跡並みに空いていた。ただし平日でも午後になれば徐々に人が集まり、賑わい始める。
入ったところは「Puerta(ゲート)1」。このマップで言うと左下
では入ります。初日のためテンション上がりすぎ、必要以上に写真を撮ってしまった。いちいち載せているときりがないので、見どころダイジェストでどうぞ。
(1) ケツァルコアトルの神殿(Templo de Quetzalcóatl)
ゲート1入ってすぐ正面。分かりにくいが、一番奥に丸い小山のように見えるのが神殿で、その手前に階段状のピラミッド、さらに手前に低い基壇のようなものがある
これが階段状のピラミッド。ここに登って上から神殿を覗き込む
残念ながら修復中。修復作業は修復作業で見ていて楽しいのだが
帰る前に、「横からのほうがよく見えるんではないか?」と思いついて撮りに行った写真。修復が終われば、こちら側から入って間近で見られるはず
これが精一杯。ちなみに、上のバスチケットの背景画像にもなっているのがケツァルコアトルで、隣の四角い顔をしているのは雨の神だそうです
(2) 死者の道(Calzada de los muertos)
ケツァルコアトルの神殿前から、一番北にある月のピラミッドまで一直線に走る道。
どーん。すがすがしい
広くて一直線、人もいないのでついつい走り出したくなるけれど、走ると後がつらいのでぐっとこらえる。ここも標高は高く、さっきの神殿を見るための階段上り下りだけでもひいひい言っていた。一人旅の逞しいバックパッカーみたいな風を気取っているが、所詮は都会育ちのもやしっ子である。
ということで、よほど体力に自信のある方でない限り、人出の少ない上のような時間帯に出かけて、思い切りダッシュしてみる、というようなことはお勧めしない。高地トレーニング、と称してもよろしいが、くれぐれも無理はなさらぬよう。
一番奥に小さく見える月のピラミッドまで、だいたい4〜5kmはあるだろうか。長くなるので、続きは次回に回します。







